科学者は神を信じるか? 〜Scientists are still keeping the faith〜

という内容の記事を読んだことがある。『nature』(イギリスの科学情報雑誌)に掲載されたもので、James Leubaという著名な学者が行った調査だ。

ランダムに選ばれた科学者1000人のうち、60%が「(一神教の神を)信じない」と答えた。ただし、これは1916年の話。
教育の普及とともにこの割合は高まるだろう とLeuba氏は予言したけれど、

1997年、再び同じような調査を行ったところ

約45%は「信じない」と答えた。これは1916年の結果と同じである。
約40%が、いまだに人格的な神と来世を信じている。
残りの15%が「疑う(知りえない)」と答えたそうだ。

日本でこの調査を行う意義はあまりないだろうな。日本人の殆どは無神論者だから。ちなみに私個人は、神を信じていますけどね。

調査に協力した科学者はおもに生物学者、数学者、物理・天文学者で、
このうち神を信じる傾向がもっともつよいのは数学者。
理由如何の想像含めて、この調査はおもしろい結果になった。

ちなみに、Leuba氏自身の定義による神とは、

A God to whom one may pray in expectation of receiving an answer.(人が応えを期待しつつ祈るような神)

なのだとか。そういえば、ロシアの大文豪・トルストイも同じようなことを書いていた気がする。