新装版 坂の上の雲 (3) (文春文庫)

新装版 坂の上の雲 (3) (文春文庫)

子規逝くや 十七日の 月明に

正岡子規はついに鬼籍の人となる。

秋山真之は海軍の参謀職に就き、軍艦三笠へのりこむ。そして開戦へ──

ついに日露戦争勃発ですよ。一巻・二巻と戦争ぽくないユルさでしたが 三巻では開戦。ドキドキしますね!

東郷平八郎山本権兵衛大山巌児玉源太郎…参謀や将軍では黒木為鋤キ・奥保鞏・島村速雄など大物がたくさん登場します。それぞれ人物についてエピソードもある。たのし〜♪

そして旅順港閉塞作戦(…これって元ネタは米西戦争…)雄雄しくも命を散らした広瀬武夫
広瀬ってばロシア人にモテモテ☆(もちろん日本人にはなおさらもてる。)ロシア人の海軍将校のおじょうさんに懸想されたエピソードにはトキメキ…広瀬の書いたロシア語ラブレターがちょう読みたいです。
それにしても司馬遼太郎って…日露戦争は小説にしても、昭和の世界大戦のことを決して書かなかったのはなぜですか。
やっぱり昭和軍部がお好きじゃないからでしょうか・・