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- 作者: 司馬遼太郎
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1999/01/10
- メディア: 文庫
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子規逝くや 十七日の 月明に
正岡子規はついに鬼籍の人となる。
秋山真之は海軍の参謀職に就き、軍艦三笠へのりこむ。そして開戦へ──
ついに日露戦争勃発ですよ。一巻・二巻と戦争ぽくないユルさでしたが 三巻では開戦。ドキドキしますね!
東郷平八郎・山本権兵衛・大山巌・児玉源太郎…参謀や将軍では黒木為鋤キ・奥保鞏・島村速雄など大物がたくさん登場します。それぞれ人物についてエピソードもある。たのし〜♪
そして旅順港閉塞作戦(…これって元ネタは米西戦争…)雄雄しくも命を散らした広瀬武夫
広瀬ってばロシア人にモテモテ☆(もちろん日本人にはなおさらもてる。)ロシア人の海軍将校のおじょうさんに懸想されたエピソードにはトキメキ…広瀬の書いたロシア語ラブレターがちょう読みたいです。
それにしても司馬遼太郎って…日露戦争は小説にしても、昭和の世界大戦のことを決して書かなかったのはなぜですか。
やっぱり昭和軍部がお好きじゃないからでしょうか・・