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まだ上巻しか読了してませんが忘れないうちに感想書いときます。
- 作者: 司馬遼太郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/02/15
- メディア: 文庫
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頌を断ずる、敏捷、便利、公直、
獄を折する、明白至当にして冤枉なく、
且姦悪を為す者は、必ず捕えて折断、
敢て逃るるを得ざらしむ。
是を本省の職掌とす。『司法省の方針を示すの書』
幕末維新を経て明治政府に参加し、司法卿として辣腕を振るった、佐賀藩・江藤新平の話。
・・・私いままで江藤=井上馨にワンキャン吼えまくってた人!みたいなイメージしかなかったYO!
(まぁ間違いではあるまい)
尾去沢事件で井上を政治からひきずり降ろしたり
山城屋和助事件で山縣有朋筆頭 長州軍閥を袋叩きにしたりと
やりたいHODAI!!
でも井上馨以上の政敵として 大久保利通 が挙げられてる ワーオこれどゆこと??気になる
最終章の『巨魁』は大久保さんのことばっか書かれていてウマーです。
江藤さんて維新の動乱期の殆どを、脱藩罪を咎められて蟄居状態で過ごしたんですね。で彗星のように現れて
一気にのし上がり明治政府の高官になった。へー。
判事のクセに与力のマネして汚職官吏を石抱きの拷問にかけ殺してしまった や り す ぎ 江藤さん
きっと井上馨にも拷問ぶちかましたいところだったでしょう…(怖すぎ!!
この時代の政治家には珍しいケッペキさというか、勧善懲悪主義というか、とにかく情状酌量の余地ってものがありません
マッハGO!GO!GO!でございます☆
それにしても江藤新平て、常に単独行動だなあと思ってたけど、要するに、友達いないんですね☆
同郷の大隈重信ともウマがあわなくてイライラ。(あれれ?でも維新前はともに国学者・枝吉神陽のもとへ通った仲なのに?
征韓論で同調した西郷隆盛とも別行動・・・
(まぁ江藤さんのハラのうちには征韓よりも、薩長追い出しのことしかなかったからなー)
ところで江藤さんと膠漆(こうしつ)の大親友だったはずの小笠原唯八(土佐藩士)が戊辰戦争で戦死したとき江藤さんはどんな心情だったのでしょう?
司馬氏、そこ はしょっちゃだめだって!腐女子の萌えポイントが大きく減った…