お気に入りの本。
- 作者: 萩原清文,多田富雄
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/11/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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高校時代の愛読書です。私が免疫に興味持ったきっかけの本。
免疫戦士B細胞とか、B細胞やマクロファージを意のままに操る影の王者T細胞さまとか、大食らいで一見アホのようだけど実は抗原提示など重要な役割を担う(ぶっちゃけ免疫系の中心的存在であるともいえる)マクロファージとか、この本の中では細胞がキャラクター化され(生命を与えられ)イキイキと動き回っているんです。
読んで楽しい免疫学の本です。
まあ…細胞って生体の一部なわけだから寿命もあるし「生きている」といってもいいわけですが…一般に無生物とみられるよね。
でもよく考えてください。免疫って本当に!!!不思議な程うまくシステム化された機構を持っているんですよ!!
身体の外から進入した異物(敵)を
捕獲して、 認識し、 戦士たちが集まって、フルボッコにする
意思も生命も無いハズの細胞が、どうしてこんなふうに動き回れるんでしょう?まるで、生きていて、意思を持っているようじゃない?
こんな免疫反応ひとつにも、分子生物学の面白さがたくさん隠されているのです。免疫は、神が人体に作りたもうた最大の神秘だと思うのです。